バッジテスト実技編(2級)

2018年

1月

05日

段階練習24.スイブル①(概要)

 スイブルとは腰落ちから1/2捻り腰落ちを行う種目ですので、正確に書くと「腰落ち-スイブル」です。なお、スイブルを日本語で説明すると腰落ちからの1/2捻り腰落ちとなります。類似の種目で腰落ちからの1/2横まわり腰落ちというのもありますので、両者を混同しないようにしましょう。

 スイブルの主動作としては、腰を中心とした下半身の前方1/4回転、体軸回りの1/2捻り、下半身の後方1/4回転の3つです。これに肩を中心とした腕の左右軸回り1/2後方回転と、肩を中心とした腕の前後軸回り1/2回転が副動作として加わります。

 この3段階を一連の運動として行うことがここでは行われています。単純な運動の組み合わせで複雑で高度な技に発展させることをここでは経験させることができます。

  次回からは下半身の動きを主眼にして、3つに分解して説明していきます。

 

2018年

1月

08日

段階練習24.スイブル②(第1パート)

 今回は第1パートです。第1パートは「下半身の前方1/4回転+腕の後方1/2回転」です。

 第1パートは基本的に「腰落ち-立つ」と同じ運動です。異なる点はそのまま着地せず、捻って腰落ちをするために、高さがより必要な点です。高さをとるためには腰落ちがしっかりできなければなりません。なお、しっかりと腕を振り上げた方がやりやすくなります。

 なお、このパートは戻しの運動になり、背筋など身体の裏側の筋肉を使う必要があります。

 

2018年

1月

11日

段階練習24.スイブル③(第3パート)

 第2パートを説明する前に、先に第3パートについて説明します。第3パートは「下半身の後方1/4回転+腕の前後軸回り1/2回転」です。

 第3パートは基本的に腰落ちと同じ運動です。ただし、振り上げた腕をそのまま前方に振り下ろすと、身体が前のめりになりますので、横からおろす必要があります。つまり腕の回転運動を意識的に左右軸回りから、前後軸回りに切り替える必要があります。この運動は、肩胛骨に回転運動を引き起こしますので、肩胛骨の可動域が広がり、投げる、打つなど肩を使うスポーツにとっては非常に役立つ運動となります。

 

2018年

1月

15日

段階練習24.スイブル④(第2パート)

 今回は残った第2パートです。第2パートは「1/2捻り」です。この運動は腰落ちからの1/2捻り腹落ちに類似した運動となっています。つまり、腰が曲がった状態を伸ばしてそれをきっかけに捻りを発生させるという運動です。違いは捻りの軸が水平ではなく垂直になっている点です。

 ここで、重要なのは、腕の回転静止です。捻りは原則としてまっすぐな状態で行います。捻っている間は腕を掲げた状態で静止することが必要です。つまり回転運動-静止-回転運動という切り替え作業を行うのがスイブルの腕の動きで非常に重要です。この動きは3級で行うピルエットでも同じですが。

 この切り替え作業は意識して行う必要がありますので、腕のコントロール技術とつながります。

 

 

 

2018年

1月

19日

段階練習24.スイブル⑤(膝)

 最初にスイブルに似た種目で、1/2横まわり腰落ちがあると書きました。1/2捻り腰落ち(スイブル)と1/2横まわり腰落ちの違いは、身体がまっすぐになっているかどうかです。腰が曲がっている状態で上体の体軸を中心に回転する平面的につま先の軌跡は円を描くように横まわりします。これを横まわりと呼びます。つま先の軌跡は直線になるのが、スイブルの理想型です。

 スイブルの初心者は膝が曲がってそれに伴い腰も曲がって行うことが多いです。直線を描くように行うには、膝を伸ばして行う必要があります。膝を伸ばして着床するのが腰落ちの理想型ですので、スイブルの際には常に膝が伸びた状態であるのが理想型です。

 この理想型を行うには常に膝が伸びた状態、すなち、脚は伸びた状態を維持している必要があります。この維持を行うには、いわゆる「締め」を行わなければなりません。締めというのは反発力を受けるに必要な運動で、空中で「締め」を経験しておくことは、将来地面の反発力を受けて走る、跳ぶなどの運動を行う際に有効となります。

 

2018年

1月

19日

段階練習25.1/2捻り腰落ち-スイブル①(概要)

 段階練習25は1/2捻り腰落ちからスイブルを行います。

 1/2捻り腰落ちがきちんとできていれば、その後のスイブルは腰落ちからのスイブルと同じですので特に問題はありません。問題があるとしたら捻り回転をきちんと停止させないで、腰落ちをしているからです。

 回転を停止させるには、以前書いたように回転半径を大きくすれば減速します。身体をまっすぐにしてひねり運動を正しく行っていれば、腰落ちの姿勢をとることにより回転半径が大きくなり、減速できます。しかし、練習段階24で書いたように、腰が曲がった状態で横まわりをしていると、空気抵抗以外に減速する要素がなく、回転運動が継続したままトランポリンに着床することになりますので、その影響が残ってスイブルに続けることが難しくなるというわけです。

 きちんとスイブルにつなげるためには1/2捻り腰落ちをきちんと行うことが大切です。次回は、その1/2捻り腰落ちについて解説していきます。

 

2018年

1月

23日

段階練習25.1/2捻り腰落ち-スイブル②(1/2捻り腰落ち)

 1/2捻り腰落ちの捻りは、運動としては、「体軸回りに1/2捻る」+「腰を中心とした下半身の1/4後方回転」に「腕の方を中心とした前後軸回り1/2回転」です。

 基本的には「1/2捻り跳び」と「腰落ち」の2種目を一連の運動として行うものです。

 この運動は既にスイブルの第2パート~第3パートでも経験済みですので、大きな問題はないと思われます。

 「1/2捻り跳び」は体軸を鉛直にしたまま行うのが理想型です。だから「1/2捻り腰落ち」も体軸を鉛直のまま行うのが理想型です。しかし、前方にやや傾けた状態で捻ることが一般に行われています。つまり軸は水平でもなく、垂直でもない軸で捻るという経験がここでは行われます。移動しながらスピンする際には水平移動が加わりますので、水平移動に抗するために着地点と重心をつなぐラインを傾けることが多く行われています。そのような運動につながる経験を「1/2捻り腰落ち」では体験することができます。

 

 

 

2018年

1月

26日

段階練習26.腰落ち-腹落ち-腹落ち①(腰落ち-腹落ち)

 段階練習26で新しくでるのは、「腹落ち-腹落ち」だけのようですが、実際は違います。「腰落ち-腹落ち」も初出の種目です。「腰落ち-腹落ち」は既に3級で行われていますが、3級では腹落ちの後は「立つ」であり、2級では「腰落ち」となっています。この違いのため運動の方法を変える必要があります。

 段階練習17.腰落ち-腹落ち⑦で書いたように、「立つ」に結びつけるには、「膝がかり」で腹落ちをするのが理想型です。膝がかりとは腹落ちをする際にやや膝を先行してトランポリンに落ちることです。膝を支点にして膝から上部が遅れてトランポリンにつくことになりますので、その反動で上部が浮き上がり、立つきっかけとなります。

 段階練習26では腹落ちにつなげる必要がありますので、「膝がかり」ではなく、「へそがかり」で行うことが必要です。なお、ここでいう「へそ」というのは重心を指しています。つまり重心から落ちる、身体はまっすぐになっていますので、つまり完全に水平になった状態で落ちることが必要なのです。まっすぐ落ちるので、そのまま真上に跳ね上がるのが「腹落ち-腹落ち」となるのです。当然、2回目の腹落ちは、立つにつなげるため「膝がかり」にするのが理想です。1回目の腹落ちと2回目の腹落ちは同じ腹落ちでも変える必要があるのです。ここではこの微妙なコントロールを学ぶことになります。

 

 

 

2018年

2月

20日

段階練習26.腰落ち-腹落ち-腹落ち②(腹落ち-腹落ち)

 腹落ちを「へそがかり」で行えば、当然真上に跳ね上がりますので、何もしないでまっすぐの状態を保てばまた腹落ちの姿勢で落ちます。しかし腹落ちの姿勢はベッドを大きくたわますことができませんし、前回書いたように「膝がかり」に変える必要もあります。そこで、多くの場合、腹落ちと腹落ちの間に、抱え動作をすることがよく行われています。

 抱え動作を行うことにより、腰を中心とした胴体が腕・脚より上昇することになります。この上昇力をトランポリンの跳ね上げとうまく同調させると、腹落ちでも高く跳べるようになります。

 そして腕・脚を伸ばして着床する際に「膝がかり」に変えることが容易になります。

 ここでは、重心が真上に上がりますが、身体が水平になっていることから、日常では経験できない、重心が後方に重力に反して移動すると言うことを経験できることになります。

 

 

 

2018年

2月

25日

段階練習27.2級 1-6①(概要)

 段階練習27は、「1/2捻り腰落ち-スイブル-腹落ち-腹落ち-立つ-閉脚跳び」です。「1/2捻り腰落ち-スイブル-腹落ち-腹落ち」は段階練習26で、「腹落ち-立つ-閉脚跳び」は段階練習23(3級)で既に経験済みですので、ここでは新しい運動はありません。後半の「腹落ち-立つ-閉脚跳び」で、きちんと立って、つなぎ技である閉脚跳びにつなげられればOKです。3級とは異なりきちんとつなぎの技までが含まれた練習法になっています。

 なお、前回書きましたが、腹落ちは跳躍高さが低くなる種目です。その腹落ちが2回続きますので、立った時点であまり跳ねなくなっています。そこで、閉脚跳びで高さを十分回復しておく必要があります。

 なお、閉脚跳びを始めフィートバウンスは、跳躍して空中で動作を行います。特に閉脚跳びは脚を前方に出すため、跳躍する時に動作を始めると前方に飛び出します。きちんと跳んでから閉脚を始めることができないと、高さが回復できません。

 焦ると速く動作を始めてしまいます。きちんと跳んでから動くように我慢することが大事です。この我慢をするというのも運動において非常に重要な事柄です。すべての種目でもそうですが、閉脚跳びは我慢ができないことがはっきりわかる種目ですので、閉脚跳びを通す事で我慢をすることを学ぶことが大切です。

 

2018年

5月

12日

段階練習28.腹落ち

 段階練習28の腹落ちは、段階練習22で練習した、よつんばい落ちと同じく、左右軸回り前方1/4回転運動です。着床のための姿勢が異なるだけです。

 腹落ちの場合着床姿勢がまっすぐに落ちます。そのため、顔を打つ可能性がありますので、恐怖感が大きいため、後の方で練習しますが、運動としては、よつんばい落ちよりも単純なものとなっています。ただし、回転をしっかり行うため、よつんばいよりもきちんと抱え姿勢をとり、そこからノビルという運動をすることが多いですが、これは段階練習17の「腰落ち-腹落ち」で経験済みです。つまり、段階練習17と22ができていれば技術的にはできる種目です。できないとしたら以前よりも高いところから視線が大きく移動することによる恐怖感のためです。

 この運動は、運動は水泳の飛び込みスタート、バレーボールなどの飛びついてボールを捕るなどの飛びつき運動へと発展させることができます。固い床で行ったり、水になれてから行う飛び込みなどよりも、トランポリンを用いれば比較的低い年齢でも簡単にできますので、ここで身体を空中で水平にするあるいは視線を大きく落下させることを経験しておくことは将来有効に働くと思われます。