スポーツとトレーニング

 今まで何回も、スポーツとトレーニングという用語を使ってきました。ここで、スポーツとトレーニングについて整理しておきます。

 まず、「トランポリンバッジテスト」はスポーツではありません。こういわれるとおかしいと思う方も多いことでしょうが、バッジテストはスポーツではありません。バッジテストは「トランポリンエアリアルトレーニング」のシステムの一部ですので、バッジテストはトレーニングです。

 まず、スポーツとは何かについて説明しましょう。スポーツ宣言では、スポーツを「遊戯の性格を持ち、自己または他人との競争、あるいは自然の障害との対決を含む運動」と定義しています。バッジテストは競争したり、対決したりするものではありません。つまりバッジテストを受けること、トランポリンエアリアルトレーニングを受けることは、運動をしてはいますが、スポーツ自体をしているのではないのです。

 一方トレーニングというのは、何かのために身体の一部などを鍛えることです。バッジテストは子どもの素養づくり、エアリアルトレーニングと言うように子どもの運動神経開発、運動能力を向上するために、受けるものです。

 また、一般にスポーツはそれをしてみたい人、行うことが好きなものが自発的に行うものといわれていますが、バッジテストはすべての児童を対象に行わさせたいもの、すなわちトランポリンの好き嫌いにかかわらず受けさせることが推奨させているものです。これからもスポーツでないことは明らかです。

 トレーニングなので、トレーニングメニューが終了した後は、卒業することになっているのです。