トランポリンで運動を経験させるということは

 イメージトレーニングというトレーニング方法があります。実際身体を動かさないでも頭の中にイメージを作ることにより、動きをスムーズにするトレーニングです。なぜ実際身体を動かさないでも効果が出るのでしょうか?

 実際身体を動かしているのは、筋肉ですが、筋肉に指令を出しているのは脳です。どういう動作をするかを考え、指令を出すのが脳で、その指令を受け取り実際動かすのが筋肉です。つまりイメージトレーニングとは脳が効率よく指令を出すためのトレーニングです。

乳幼児は何回も失敗して経験を積むことにより動作を身につけていきますが、年齢とともに、あまたで理解して動作を身につけることができるようになります。幼児期~児童期の運動トレーニングは、徐々に経験便りから理解力へと比重を移していく時代でもあります。

だから、徐々に脳を鍛える必要があります。どういう動作をするか、言葉や視覚を通じて理解させ、筋肉に指令を出せるようにするのが、まず第一歩です。そして指令を受け取った筋肉が指令通りに動くようにするのが、二歩めです。

 日常生活でも子供はさまざまな運動経験をします。ところで、トランポリンで行う運動はかなり非日常的な運動ですので、日常生活であまり経験したことのない運動が多くなります。そのため、まず指令を出す脳を鍛え、それに応じて筋肉を動かす事になります。トレーニングとしては、非常に新しい刺激を与えることができます。