日本トランポリン協会(2)

 日本トランポリン協会では幼少期に必要な様々な運動経験を積ませるために、「トランポリン・エアリアルトレーニング」というトレーニングプログラムを提供しています。このプログラムには単に運動経験を積ませて、子どもの素養づくりを行うというだけではなく、トレーニングの目的を「将来、スポーツ好きな人間に育つためにおこなう」として、運動嫌い子どもに対しても積極的に行うことを推奨しています。

 さらに練習目標として、「楽しく、能率は二の次」、対象を児童全員としています。そして指導上の留意点として、「条件反射ができるまで反復しない」として、幼少期に経験させておくべき基本的な動作の習得をさせるための専用プログラムとして作られています。

 このように、特定のスポーツ種目の選手育成のために、いわゆる「プレ・ゴールデンエイジ」に行わせる基本動作習得プログラムは他にもあるかも知れませんが、トランポリンを使ってトランポリン以外のスポーツ種目の選手を前提としたプログラムをトランポリン協会が策定しているところが、非常に突出したものであるといえると思います。