日本体育協会

 日本体育協会のスポーツリーダー養成テキストによると、幼少期の基本となる体の動きとして、まず「自己の身体の操作」と「他者や物の操作」に大分類されています。「自己の身体の操作」は「姿勢の変化とバランスをとる」ことと、「ある場所に移動する」事の2つに分類され、「他者や物の操作」は「重さのあるものの移動」、「とったり、つかまえる動作」、「他への直接的な作用をする動作」の3分類されています。

 「他者や物の操作」の「「重さのあるものの移動」の例として、「かつぐ」、「ささえる」、「はこぶ」、「おろす」、「もつ」、「おぶう」等が紹介されています。

 「とったり、つかまえる動作」の例として、「とめる」、「つかむ」、「うける」、「いれる」、「わたす」等が挙げられています。

 「他への直接的な作用をする動作」の例は、「たたく」、「うつ」、「なげる」、「ける」、「たおす」、「ぶつかる」等です。

 「自己の身体の操作」の「姿勢の変化とバランスをとる」の例としては、「たつ」、「かがむ」、「ねころぶ」、「ころがる」、「わたる」などが挙げられています。

 「ある場所に移動する」は運動方向によって3つに分類されており、「上下方向」として、「のぼる」、「おりる」、「よじのぼる」、「すべりおりる」、「とびあがる」、「水平方向」として、「はう」、「あるく」、「はしる」、「とぶ」、「スキップ」、「ギャロップ」、「回転系」として、「かわす」、「もぐる」、「くぐる」、「かくれる」等があります。