トランポリン運動で経験できること(3)

 子どもの素養づくりに提案されている運動を紹介してきた、それを再掲します。赤字はトランポリンエアリアルトレーニングで取り入れられているもの、青字はトランポリンを使って工夫をすれば取り入れられるものです。

 今回は、山梨大学中村和彦教授著「運動神経がよくなる本」(マキノ出版)からです。

1.バランス系:立つ、起きる、回る、組む、渡る、ぶら下がる、逆立ちする、乗る
     く

2.移動系:歩く、走る、跳ねる、滑る、跳ぶ登る、はう、くぐる、泳ぐ

3.操作系:持つ、支える、運ぶ、押す、押さえる、こぐ、つかむ・つかまる、当てる
     捕る、渡す、積む、掘る、振る、投げる打つ、蹴る、引く、倒す

 「たつ・おきる」などは、「立つ」という種目にあります。「浮く」というのは「水に浮く」つまり浮力の利用を経験させることです。著者の想定しているものではないですが、水ではなくトランポリンでは空中に浮くと言うことで「浮く」も体験できます。「跳ねる・跳ぶ」もトランポリンの本質的な動作ですし、「捕る・投げる」はボールトレーニングに取り入れられています。

 「乗る」、「登る」はトランポリンにあがることで体験できます。「歩く」、「這う」もトランポリンでもできることですし、「押す・押さえる」というのは腰落ちやよつんばい落ちなどの種目で経験できます。「持つ」、「くぐる」などは縄跳びで、「当てる」、「打つ」、「蹴る」などもボールを使って体験させることができます。