錯覚

 トランポリンを跳んでいると初心者でもかなり跳んでいるように感じます。しかし自分が跳んでいるところをビデオに撮ってみるとほとんど跳んでいないように見えます。

 これは目の錯覚です。跳んでいる人の座標は自分が原点、正確に言うと目の位置が原点です。一方ビデオはカメラの位置が原点となります。

 トランポリンで跳ぶ場合、跳んでいる人は目の位置の移動量、すなわちトランポリンが沈んでいる部分+跳躍高さの合計を移動量としてとらえますが、ビデオ映像で見る場合、実際に跳んでいる高さとしてトランポリンからの移動量をとらえます。そのために、跳んでいると感じている量と実際の跳躍高さに違いが出てきます。