トランポリンを使うとなぜ高く飛べるのか

 トランポリンという器具はトランポリンの弾性を利用した跳躍補助器具です。

 でも、トランポリンにそっと乗って動かないでいると、トランポリンに載ってもジャンプしません。トランポリンは電源など動力を用いた跳躍補助器具ではないですから。

でも人が乗れば、トランポリンは変形して弾性力を蓄えています。動かない時は、トランポリンの弾性力は体重と釣り合っています。釣り合いが取れた状態になっているので、動かないのです。

ここで、動いたり揺すったりすると徐々にトランポリンの変形が大きくなります。体重計に乗った場合でも体重計の上で動けば針が振れますよね。これは体重以外の力が、人が動くことで加わるので、一時的に針が振れるのです。

同様にトランポリンに体重以外の力を加えますとより大きくトランポリンがたわみ大きな弾性力を発生します。その弾性力は体重より大きな力になり、人を空中に打ち上げられるのです。なお、人がトランポリンに力を加える動作を「踏み」と呼んでいます。

 最後に、実際は、弾性力を跳躍にする際にロスがあるのですがそれは無視できるものとして今後の話題では扱います。