3つの運動 その4 総括1

 軸と重心から考えて運動を解説してきましたが、最後にトランポリン運動の特徴とトランポリン・エアリアルトレーニングの特筆を説明しておきます。

 まず、前回トランポリン運動ではねじれ運動は行わないと書きました。つまりトランポリン・エアリアルトレーニングをうけてもねじれ運動は鍛えられません。つまりトランポリンは万能ではないのです。もっとわかりやすい例で言えば、水泳において最も基本的克つ絶対習得しなければならない技術として、水中で目を開けるというものがあります。トランポリンを使ってこの技術を習得することはできません。つまり、トランポリン・エアリアルトレーニングがどんなに優れていても、できないことがあると言うことを知っておく必要があります。そしてトランポリン・エアリアルトレーニングに不足している運動については、他のものを用いてトレーニングをする必要があるということです。

 それを理解して、他の道具を用いたトレーニングと組み合わせてトレーニングを行えばよりこどもの素養づくりは行えますので、トランポリン・エアリアルトレーニングの限界を知っておくことは非常に重要です。