誤差

 前回書いたように機械計測でも誤差が出ますが、トランポリン競技において最も誤差が出るのは、演技点でしょう。人が目測でジャッジしていますので。

 誤差を除くために、トランポリン競技では、5人の審判によるジャッジを行い、最高得点と最低得点を除いた3つの得点の合計が演技点となります。

 このような誤差は一般的に正規分布すると考えられています。正規分布は真の値を中心にしてそこから離れるにつれて、発生する確率は小さくなります。つまり正しい値に近いほど、多く発生するのです。離れた数値(最高と最低)を除くことにより真の値に近づくと考えられます。