学校の事故2

 前回紹介したデータベース登録されたトランポリン11件のうち頭部落下による神経障害が3件、上肢または下肢切断・機能障害となったものが4件、歯牙傷害2件あります。

発生場所は特別支援学校が3件、高校3件、中学1件、小学2件、幼稚園1件、保育園1件です。

 神経障害の3件は部活によるもので、2件は宙返りの失敗であることがわかります。授業中は1件で、2件は複数で利用していたために起きた事故、他の多くは休憩時間中などに起きた事故でした。

以上の事故を見ると指導者や監視が行われていない時に起きている事故、部活は宙返りによるもの、複数で利用したために起きた事故と今までに紹介した事故と原因はおおむね同じです。

なお、学校における事故の場合、部活を除けば普及指導員のようなトランポリンの専門的な指導者ではなく、一般教職員が指導・監視していたものと思われますので、トランポリンクラブなどよりも事故が多くなっている可能性は否定できないと思います。