2011.6.29朝日新聞朝刊

スポーツ種目:サッカー

加害者:小学5年生

被害者:バイク運転手(87歳)

被害状況:足を骨折。その後に認知症になり、翌年7月に肺炎で死亡

発生日:2004.2

場所:愛媛県内の公立小学校

状況:フリーキックの練習中、蹴ったボールが門扉を乗り越えて道路に転がり出た。そのボールを避けようとしてバイクが転倒し、足を骨折。

裁判所:大阪地裁 2011.6.27

判決趣旨:「蹴り方によっては道路にボールが出ることは予測可能」、未成年のため両親に賠償責任あり。事故により「入院などで生活が一変した」ことが死亡につながるとして因果関係を認めた。ただし、持病もあってことから請求額の約5,000万円に対して損害賠償は約1,500万円

コメント:この事故は民事裁判です。未成年のしたことでも危険の予測は可能であったとして損害賠償を認めています。さらに事故によるけがは骨折ですが、事故後かなりの時間経過してからの死亡についてまで因果関係を認めています。