No.55(2004年11月)

 以前本編で紹介した徳島県におけるエアートランポリン事故について、平成16年度第2回理事会で報告されています。

 本来エアートランポリンはトランポリン協会の扱うトランポリンではないが、「トランポリン」という名前がつかわれている以上、無視できないということのようです。

 なお、このブログでも、トランポリンの事故に遊具のトランポリンを含んで書いています。日本トランポリン協会が対象としているトランポリンだけを抜き出した分類は非常に難しいからです。トランポリンは国体競技ではないため、一般にスポーツとしてトランポリンで分類されることは少なく、「その他」の扱いになります。その他のスポーツの事故にトランポリンの事故は含まれることが多いため、事故件数などの調査は非常に難しくなっています。

またトランポリンは練習道具として、体操競技、飛び込み競技、スノーボードなどでも多くのスポーツで用いられ、そちらで発生した事故はその競技内の事故として扱われることが多いです。特にトランポリンに関する裁判は体操競技での練習で起きた事故に見られることから、トランポリンにおける事故であっても体操競技の事故として扱われていることが多いように思われます。