練習原則

 練習の原則には、段階練習、反復練習、連続練習の3つがあります。段階練習というのは簡単な技・安全な技から高度な技へと段階を踏んで練習することです。

 反復練習というのは、できたら次に進むではなく、反復練習を積んで、完成度を高めてから次に進むというものです。

 連続練習というのは、種目を連続で行うことです。単体ではできても連続ではできないということは、まだ種目が完全にできていないことを意味します。つまり、種目の完成度をチェックできます。

 以上の3つの練習を通じて、トランポリンを練習します。

 バッジテスト段階練習には段階練習と各段階で連続練習を行うようになっています。しかし社会人向けの段階練習表(普及版)は連続練習は少なくなっていますので、指導する際には適宜連続練習を取り入れることも大事です。

指導をする際に注意しなければならないのは、反復練習です。反復練習を多くすれば完成度が高まります。基本的なものが無意識にできる(運動の自動化が起こる)まで練習できれば、完成です。

ただし、無意識に動くまで(運動の自動化が起こるまで)反復練習をさせてしまっては、エアリアルトレーニングとしては失敗ですので、バッジテストを受けるトランポリン・エアリアルトレーニングの生徒に対しては、自動化が起こるまで反復練習させてはいけません。

つまり、トランポリンをする目的によって反復練習の量は変えなければなりません。どの程度反復練習をさせればよいかは、指導者個人が判断しなければならず、その判断が重要となっています。