種目系列

 公認普及指導員資格認定講習会教本44ページに種目系統が系列表として載っています。その中では、「垂直跳」、「腰落ち(スイブル系、1回捻り腰落ち系)」、「腹落ち」、「背落ち(クレイドル系、1回捻り背落ち系)」、「回転系(前方系、後方系)」と分類されています。

 この系列を理解しておくと、どの種目がどんな目的で行われているかが理解できます。このブログではこれを種目系列と呼ぶことにします。

 ところで、以前筆者は「バッジテスト解体新書」というブログの中で、3次元軸から軸に平行する移動運動と回転運動に分類して、各種目を論じてきました。この考えを発展させて、系列を「ひねり系」、「前方回転系」、「後方回転系」、「共通系(無回転系)」、「横回り系、その他」の5つに分類してみたいと考えています。「ひねり系」は体軸回りの回転、「前方回転系」は左右軸回りで頭部が前方、下半身が後方に回転する方向の回転、「後方回転系」はその逆で、左右軸回りで頭部が後方、下半身が前方に回転する方向の回転、「共通系(無回転系)」は回転運動を伴わない垂直運動「横回り系」は前後軸回りの回転です。

なおこの分類の場合、軸の組み合わせ運動が多くでます。2つ以上の系列の組み合わせとなるケースがほとんどです。こちらの分類を「軸系列」と呼ぶことにします。

 各種目の解説をする際に、この2種類の系列を用いて説明したいと考えていますので、この分類は記憶しておいてください。特に後者はトランポリンの指導法上一般的な考え方ではなく、このブログ独自のもので、「軸系列」を中心に解説することが多くなっています。