エネルギーから見たトランポリン運動(2)

 今回は、弾性エネルギーについて書きます。その前に以前書いたフックの法則を復習しましょう。フックの法則ではF=kxとなります。ここでFは弾性力、kはばね定数、xは変形量です。トランポリンはばねとベッドと2つの材料により弾性力を蓄える装置ですので、実際はフックの法則で表されるほど単純なもの、ばね定数が一定なものではありませんが、ここでは簡略化してフックの法則が成り立つとします。

 この場合、弾性エネルギーはkx^2/2となります。ここで、^は累乗を示しています。書き変えるとkxx/2です。つまり、弾性エネルギーはばねの伸び量の2乗に比例します。