「はじめに」-その4.宙返りを含まないレベルのトランポリン選手指導

 改定前には、競技選手の指導や競技選手の裾野となる子どものレクトラについては、コーチの指導範囲としていましたが(旧教本の注1参照)、今回の改定により競技選手や子供のレクトラも普及指導員の指導範囲になりました。

ただし、「日本トランポリン協会制定トランポリン段階練習表(普及版)31番~60番以上の種目の指導に関しては、いかなる目的のもとに教えようとも、普及指導員の指導力の日本トランポリン協会公認範囲に含まれない。」(注2参照)としています。つまり、宙返りや背落ち系の種目を含まないレベルに限定されています(新教本の注1参照)。

 今回の改定で競技選手の指導が含まれたのは、「競技選手育成プログラム」が作られ、新たに「競技検定」制度が整備されたことと、国体参加に向けてトランポリン競技を全国展開するためでもあります。