段階練習3.腰落ち(シートドロップ)-立つ(スタンド)

 段階練習3は「腰落ち(シートドロップ)」と「立つ(スタンド)」の2種類の種目から構成されています。

「腰落ち」は、上半身はほとんど動かない(回転しない)ため、トランポリン競技のルール上、無回転として扱われていますが、下半身が前方に90度回転する、つまり軸系列では「後方回転系」に分類される種目です。種目系列では「腰落ち」に分類され、小分類の「スイブル系」、「1回捻り腰落ち系」など「腰落ち系」のベースとなる種目です。また、「垂直跳び系」には分類されていませんが、上半身が無回転のため、フィートバウンス(立った状態での跳躍、垂直跳び)の代用として、新しい種目の導入に使用される種目でもあります。つまりこの種目ができなければ、できない種目は非常に多くあります。また、上半身、つまり頭部は動かしませんので、他の種目より早い段階で行います。

 なお、落ちることに目がいきがちですが、実際は「立つ」方が難しく、うまく立てなければ次の種目を続けることはできませんので、きれいに立てることは非常に重要です。

 最後に、「腰落ち」からの「立つ」は軸系列では、「腰落ち」の逆、つまり「前方回転系」になります。