段階練習8.よつんばい落ち-よつんばい落ち-立つ(3)

 段階練習8は「よつんばい落ち」を2回してから「立つ」ことになっています。これにも理由があります。最初の「よつんばい落ち」から立ってしまうと、「前方回転」-「後方回転」運動となります。しかしよつんばいを2回行うことで「前方回転」-「垂直平行移動」-「後方回転」という運動になります。

 「よつんばい落ち」は正しく垂直に落下していることが必要ですので、連続練習により垂直に落下していることが確認できるようになっています。

また、2回目の「よつんばい落ち」を開く(手足を伸ばすこと)により、「腹落ち」へと発展させることができます。つまり段階練習9のベースとして段階練習11はあります。段階練習8の1回目の「よつんばい落ち」で手足が水平に並んだ状態で落下して前進が垂直にあがっていなければ、段階練習11に進むことができないのです。この種目は「腹落ち系」種目のもっとも基本となる練習で、非常に重要な練習です。

また、段階練習9,11~14など「よつんばい落ち」を使う練習の行う際には、当然この段階練習8が習得済みである必要があります。