力学的に見た「白樺のポーズ」2

 「白樺のポーズ」は人間が本来持っているクッション性をなくす姿勢です。そのために「白樺のポーズ」をとることにより何か障害が出るかもしれません。そう思っていろいろ検索してみましたが、その点について言及しているものはほとんど見つかりませんでした。

 ただ一つ見つかったのは、「白樺のポーズ」を陸上にとい入れている福島大学の川本先生のコメントです。川本先生によると陸上においては、シューズの性能が高まりシューズによるクッション性でカバーできるので問題ないということです。

 ところでトランポリンの場合はどうでしょうか?トランポリンの場合地面と比べて衝撃が加わる時間が長く、地面より緩衝性が高く、瞬間的にかかる衝撃力は弱いと思われます。逆に上昇する際に大きな弾性力が加わりますので、骨格の持つS字に大きな変形が加わりますので、むしろ「白樺のポーズ」をとらないと、必要以上に変形が起こり、腰などに負担がかかり障害になることがあるようです。

 もっとも、週1回程度、それほど高い跳躍することを求められていないエアリアルトレーニングを受けている子どもなどではそんなに衝撃力が加わるわけではないので、そこまで気にしなくてもよいと思われます。