段階練習9.よつんばい落ち-1/2捻り腰落ち-立つ(2)

 段階練習9の「よつんばい落ち-1/2捻り腰落ち」は、軸系列からいうと「ひねり系」と「前方回転系」の組み合わせ運動です。水平状態で1/2ひねり、水平状態から前方に上半身を回転する運動となります。

 「よつんばい落ち」から手足をのばして、そのまま落ちると段階練習11の「よつんばい落ち-腹落ち」となります。腹落ちは顔面がベッドに近づくため、恐怖感が伴いますし、よつんばい落ちの状態から腰落ちは、視線は上昇するため落下に関する恐怖感はありませんが、よつんばい落ちからは落下しますので恐怖感が高いです。

そこで、1/2ひねることで腰落ち姿勢で着床することで、恐怖心を少なくして、よつんばいすなわち、水平の状態で手足を伸ばすことを練習します。つまり、この種目は、「1回捻り腰落ち」のベースであるだけではなく、段階練習11の「よつんばい落ち-腹落ち」の前段階の練習でもあります。さらに、水平でひねるという運動は段階練習28の「ローラー」の基本練習にもなっています。

つまり「1回捻り腰落ち」、「腹落ち」、「ローラー」という難度の高い3種目の基本練習となっている非常に重要な練習です。