段階練習10.開脚跳び(ストラドル・パイク・バウンス)-ジャンプ(1)

 段階練習10「開脚跳び」は種目系列では「垂直跳び」、軸系列からいうと「無回転系」になります。

 「開脚跳び」は、段階練習7「抱え跳び」に比べて重心が前方に移動しやすい種目で、足が体の重心からはずれますので、開いた足を戻せないと、中途半端な状態で、落下します。「開脚跳び」を練習するにあたっては、段階練習7「抱え跳び」が習得済みである必要がありますし、失敗時のことを考えて段階練習3の「腰落ち」が習得済みであることが望ましい種目です。

 「開脚跳び」は英語名では、「ストラドル・パイク・ジャンプ」と呼ばれるように、「パイクジャンプ」の1種類です。開いた足を閉じて行えば、「ストレート・パイク・ジャンプ」つまり段階練習16の「閉脚跳び」になります。両足をそろえて前に出すよりも、左右に開く方がバランスをとりやすいので、「閉脚跳び」より先行して練習しておく必要があります。