重心

 スポーツでは重心というのは非常に重要なものです。重心を落とせとか指導することもよくありますので、重心という科学用語はスポーツ関係者にもなじみのある言葉だと思います。それでは重心とはなんでしょうか?よく使いはし、なんとなく重さの中心とか、場所は臍の下あたりにあるとかは分かっているが、実はよく理解していないという方も多いのではないでしょうか。今回はそんな重心にかかわる話題です。

 話は変わりますが、小学校の算数で二等辺三角形や長方形の重心を求める計算をしたと思います。二等辺三角形なら底辺の中心点と頂点を結ぶ線の長さの底辺から3分の1の位置に重心はあります。長方形なら2つの対角線交点つまり長辺の長さの2分の1、短編の長さの1/2の位置に重心があるとしています。このように単純な図形では公式のようなもので重心を求めることが行われています。

この算数で習った重心とスポーツで使う重心とは同じものを指しているのです。では人体の重心を求めるにはどうすればよいのでしょうか?

 実は重心を求めるには積分の知識が必要なのです。