No.69(2009年6月)

 13ページに「大会エントリーに有資格者監督制度」を導入することが報じられています。競技会の安全対策として、日本トランポリン協会主催の大会に参加する場合は、監督・コーチは日本トランポリン協会のコーチの有資格者に限定することに変更しています。

 この制度により、宙返りを指導範囲に含んでいない普及指導員が監督・コーチをすることができなくなりました。指導者を制限することで、安全を確保するという方法です。

 この対策にどれほど効果があるのかを判断するには、今後の競技会における事故の発生具合を調べる必要があると思われます。

 対策を施してもその効果を計測しなければ、対策が有効であったかどうかはわかりません。対策は効果があって初めて意味のあるものですので、対策の実施と効果測定はセットで考えなければいけないと思います。