問30

問30 トランポリンでは基礎が重要であるので、バッジテストに合格した後も習得済みの種目の練習することが大事である。


× 後半は正解ですが、前半の「基礎が重要である」の部分が間違いです。基礎は確かに重要ですが、それが最大の理由ではないので、間違いとしています。

バッジテストは習得済みの種目も合格後に練習することを前提にして、バッジテストの合格基準を限界まで低く設定しています。つまり基礎練習を充分行わない段階で合格できるような合格基準を設けているのです。基礎が大事という観点だけからいえば、基礎ができていなければ合格できないような基準を設けることもできます。

 それではなぜこのように低い合格基準を設けているのでしょうか?それは効率的に35種目を習得しシャトルゲームを遊べるようするためです。つまり本来その種目に必要なレベルの完成度をもたない段階で次に進め、合格後にも引き続きその種目の練習を行うことになっているのです。基礎が不十分なので習得済みの種目も練習をせざるを得ません。逆に基礎が完成された段階で合格にしていたら、合格済みの種目を練習する機会は減ることでしょう。そうしならないように意図的に合格基準を低くしています。

 これはトランポリンエアリアルトレーニングが、より難しい技術を身につけることを目的にしているのではなく、シャトルゲームに必要な35種目を身につけ、35種目を組み合わせて体を自由自在にコントロールする能力をシャトルゲーム通じて身につけさせることを目的としているためです。高度な技を習得することを目的とせず、35種目をまんべんなくいつも練習する、つまり合格済みの種目もいつも練習することがシャトルゲームを実施していく上で必要だからです。


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