バッジテストの段階練習はなぜ連続練習が多いのか?

 

 「スポーツの素養づくり 子どものトランポリン運動練習記録帳」通称バッジテストの練習記録帳にある段階練習はほとんどが連続練習となっています。社会人用の普及版や競技検定の段階練習と比べて極めて段階練習が多くなっています。

 これはバッジテストがシャトルゲームを行えるための段階練習だからです。シャトルゲームでは1つずつ種目を追加していくことで複雑な連続運動を経験させていきます。空中でいろいろな連続運動を行うことで、多様性のある動きを作り、それを通じて空中で身体を自由自在にコントロールできる能力を育むもので、本来経験させることに意味があり、シャトルゲーム会を競技会にしてはならないとされているように、勝ち負けは重要ではありません。

 しかし子どもの遊びの多くでも勝ち負け(おにごっごなら鬼になる=負け)があります。その方がより楽しいからです。だからシャトルゲームにも勝ち負けはあります。そして勝つためにはより長く種目を続けることが必要です。勝つために連続運動を記憶し、身体を動かしていくことにより、より多様性のある運動をすることになりますので、運動トレーニングの効果も高まります。

 つまりシャトルゲームとはつづけることが大事なのです。続けることにより複雑な運動が生まれます。だからバッジテストの段階練習も続ける練習が多くなっているのです。


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