バッジテストの目的とシャトルゲームの目的は異なる

 「スポーツの素養づくり 子どものトランポリン運動」、トランポリンエアリアルトレーニング(調整力トレーニング)は、空中で体を自由自在にコントロールする能力を身につけることにより子供の運動神経を向上させることが目的です。また運動離れを防ぐことも大きな目的です。この目的を達成するための手段として、基礎種目を複雑に組み合わせて空中で演技するシャトルゲームはあります。つまりシャトルゲームの目的はエアリアルトレーニングの目的そのものです。

 一方バッジテストは、シャトルゲームをできるだけ短期間に実施できるためにつくられた段階練習方法です。つまりバッジテストは子どもの運動神経向上ではなく、シャトルゲームができることを目的としています。

 目的が異なれば、手段も異なります。シャトルゲームが多様性のある運動であるのに対して、バッジテストは多様性の欠けるパターン化練習が中心の練習となっています。

 つまりシャトルゲームを行って初めて、トランポリンエアリアルトレーニングの目的は達成できることになります。つまり運動神経をよくするにはシャトルゲームを行う必要があるのです。

 

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