直列ばね

 トランポリンの性能(剛性)は、フレームとスプリングとベッドの性能により決まります。フレームも、スプリングも、ベッドも弾性体です、力学的には1種のばねとモデル化できます。つまり、3つのばねが直列に並んだ直列ばねとしてモデル化できるのです。

 理科で習ったと思いますが、2本のばねが直列に並んだ時、個々のばねのばね定数をk1、k2とすると全体のばね定数Kは以下のようになります。

 1/K=1/k1+1/k2

 

 以上は2本の場合ですが、トランポリンの場合はフレーム、スプリング、ベッドの3つありますので、上記の式では求められません。でも3つの場合でも簡単です。3つの直列ばねの全体のばね定数は以下の式で求められます。

 1/K=1/k1+1/k2+1/k3

 

 前回書いた様に2つのうちフレームとベッドのばね定数は変更できませんので、残りの1つであるスプリングのばね定数を変更すれば、全体のばね定数は調整できるということがこの式からわかります。