姿勢

 宙返りの最中の姿勢にはタック(抱え込み)、パイク(蝦型、屈伸)、レイアウト(ストレート、伸身)の3種類があります(この他2回以上の宙返りではパック姿勢というのがありますが、姿勢としてはタック姿勢として扱われます)。

 例えば、捻りを伴わない1回宙返りの場合は前方・後方があり、それに3つの姿勢がありますので6種類の宙返りが存在することになります(実際は伸身の前方1回宙返りはほとんど行われませんが)

 トランポリンは10種目を行い跳躍時間、演技性、種目の難しさで競うスポーツで、使用する種目は10種目ですべて異なることになっています(同じ種目をした場合は2度目の種目の難度点が0となる)。

 しかし、同じ宙返りを行うのでも、姿勢が異なれば違う種目と扱われますし、パイク・レイアウト姿勢の場合は姿勢による難度点の加点もあります。回転数を増やすより姿勢による種目を増やした方が容易です。

 一般に難度点は実施した種目で自動的に決まるものなので人の判断が入りにくいのですが、たとえば、演技中に腰が曲がるとパイクかレイアウトかなどの判断が入りますので、審判の判断により結果に大きな影響が出ることがあります。

 なお、シンクロにおいては異なる種目を行うと中断として扱われますので、姿勢が異なると判断されると、異なる種目をしたことになり中断として扱われますので、個人競技以上に大きな影響が出ます。

 

   一覧へ