演技点

 中断すると中断する前の種目までの跳躍時間と難度点が計算されます。また、演技点も中断前しか採点されません。

 演技点は1種目ごとに1点満点で計算されます。種目が実施できれば、0.5が自動的につきます。種目が実施できたかどうかの判断は主審が行いますので、0.5点分については主審の判断でつく得点です。残りの0.5点が演技の出来栄えに対して5人の演技審が減点法で採点し、各審判の10種目合計得点の最高得点と最低得点を除いた3人分の得点の合計が演技点となります(現在の公式競技規程ではそうなっていますが、今後変更される予定)。

 演技点の採点に対してはトラベル、姿勢の美しさ、タック・パイク姿勢から伸び型姿勢をとった位置(開きの位置)、伸び型姿勢を維持した位置、跳躍高さの変化、などを1つ1つ減点するのではなく、総合的に判断して0~0.5点の範囲の減点方式で採点することになっています。なお、最後の着地についても採点しますので、採点項目としては10種目+着地の11か所となっています。

 

 注)10種目の合計得点の最高得点、最低得点を除いた3人の演技審の合計得点を演技点としていますが、現在各種目に対する5人の審判の減点の中の中央値を各種目ごとに求め、その合計を10点から引いた値を3倍したものを演技点とするように変更途中です。この採点法は算出に時間がかかるため、コンピュータなどの計算機器の導入が必要なため現時点では順次変更していくものとなっています。地方大会では変更前のもので行っていることも多いですが、国内の全国大会などではすでに変更した方法で採点しています。

 

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