捻りの数

 捻りを伴う宙返りでは前方1回宙返り1/2ひねりをバラニーと呼びます。後方1回宙返り1回捻りをフルツイスト、前方1回宙返り1.5回捻りをルドルフと呼び、後方2回宙返り2回捻りをダブルツイストと呼びます。

 以上のように捻りを伴う宙返りの場合、前方系は1/2捻りが基本で、後方系は1回捻りが基本でその後は1回捻りをそれぞれ増やしていきます。

 後方で1/2捻り、前方で1回捻りというのはほとんど行われません。前方は1/2捻り、後方は1回捻りをした方が、着地が容易だからのようです。なお、捻りを伴わない前方1回宙返りは実施されますが、着地の難しさから10種目目に使用されることが多いです。

 なお、トランポリンの「ハーフインハーフアウト」をもとにつくりだされたのが、体操競技のムーンサルトなのだそうです。

 「ハーフインハーフアウト」は後方2回宙返り1回捻り(1回目の宙返りで1/2捻り、2回目の宙返りで1/2捻り)のことです。

 

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