オリンピックに出場するには(日本の場合)

 オリンピックに出場するには、まず、世界選手権等で国別の出場枠を確保する必要があります。そのためにはそれらの大会の日本代表になる必要があります。これについては国内で選考会を行っています。

 オリンピックの出場枠は選手個人に与えるのではなく出場枠のかかった大会で成績を出した選手の国に与えられます。その国の代表として誰を出場させるかは、その国で選考方法を決めて決定しています。

 ロンドンオリンピックの場合は男子と女子で選考方法が異なっていました。女子については出場枠を確保した選手がそのまま代表になることになっていました。男子については原則として出場枠を確保したのち、改めて国内で選考会を開くことになっていました。ただし、出場権の第1選考会となっている世界選手権でメダルを獲得した選手はそのまま代表となることになっていました。

 世界選手権で決勝(上位8名)に残れば出場枠獲得でしたので、世界選手権で4位~8位になっても、代表には決定せず改めて国内で選考会が行われるため出場できないというケースもあり得ましたが、3位以上ならば内定ということです。

 結果は、伊藤選手と上山選手が決勝に残り出場枠2枠を確保し、決勝で伊藤選手がメダル獲得で自動的に日本代表に内定、もう1枠をかけて行われた国内選考会でも上山選手が勝ち代表となりました。

 

 さて、リオオリンピックの選考方法は男女とも出場枠を確保した選手が代表に内定するように選考方法が変更になっています。

 結果世界選手権で枠を確保した伊藤正樹選手と棟朝銀河選手が代表に決定しています。残念ながら女子については世界選手権での枠取りは失敗し、2次選考会である2016に行われるプレオリンピック大会の結果、中野蘭菜選手が枠取りに成功し、そのまま代表に決定しました。

 

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