スポッター

 トランポリンの試合を見ているとトランポリンの4隅に人が立っています。また横にマットをもった人が立っていることもあります。

 これらはスポッターといわれる係員で、万が一トランポリンから落下しそうになった場合に助ける係りです。4隅に立っている人は、通常大会主催者が用意した係り員で、マットを持って立っている人は、基本的に選手の関係者です。危ないときにマットを投げ入れますが、この場合中断となりますので選手の関係者がすることになっています。丁度ボクシングの試合でセコンドがタオルを投げるのと同じ役割があります。なお、マットをもつスポッターは審判席と反対側に立つことになっています。

 公式のルールでは、スポッターはマットを持つ人を含めて4名と決まっています。選手関係者がスポッターに入る時は主催者が用意した4人のうち一人が抜けることになっていますが、国内で行われる試合などでは、安全性の面から抜けないで5人で行うことも多いです。

 さらにリオ・オリンピックではまだ採用されていませんでしたが、最近はダブルスポッターといって、トランポリンの両側にマットをもつスポッターを配置するように変更するようになって来ています。以前は必ず審判のジャッジの邪魔にならないようにするために反対側に立つと決まっていましたが、安全性を重視し、審判側にもスポッターを配置しても構わないように変更になっています。

 

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