第11回 「単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動(エアリアル・トレーニング)」より(3)

 「単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動(エアリアル・トレーニング)」の「5.バッジテスト(5級)終了後にコース(バッジテスト・競技検定)の再確認」では、以下のような記述があります。

 “バッジテスト(エアリアル・トレーニング)は読んで字の通りトレーニングである。「楽しいからやる好きだからやる」というものではない。

 バッジテストの目的は、将来のスポーツ活動のために必要な空中感覚を神経系の最も旺盛な発達を示す幼少年期に培っておくというものである。バッジテストはトランポリン競技・シャトル競技・社会人のレクトラとは全く異なる「空中感覚養成」のトレーニングである。合わせて「スポーツの親しむきかっかけづくり」に役立てようというものである。”

 ここではバッジテストの目的と動機が示されています。バッジテストの目的は「空中感覚養成」の養成であり、トレーニングを受ける動機はトランポリンが好きだから行うのではないとしています。つまりトランポリンを愛好するために行うものではないことが示されています。また、目的が「トランポリン競技・シャトル競技・社会人のレクトラ」ではないことも示されています。

 ここで注意が必要です。ここでは子供のレクトラは含まれていませんが、以前示したようにトランポリン競技にはレクトラ志向も含むことになっていることです。つまりバッジテストは子ども・大人に限らずレクトラ(トランポリン愛好者)のためにつくられたものではないのです。