第28回 「単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動(エアリアル・トレーニング)」より(19)

「単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動(エアリアル・トレーニング)」の「7.エアリアル・トレーニング指導上の留意点」「6.シャトルゲームは、競技会にしてはならない。」では以下のような記述があります。

 “スポーツ素養づくりは、広く浅く試行錯誤的に体験させて、身体を操る神経系を発達させておく事であり、もし、35種目の連続パターンを熟知し、条件反射的に行えるほど反復を繰り返したならば、今後それに似通った別のスポーツの空中動作は非常にやりにくくなる。”

 

 ここでは、トランポリンを長く続けていく愛好者が深く(より高度な)トランポリンをしていくのに対して、トランポリンエアリアルトレーニングは広く浅く行っていくものであることを示しています。また、条件反射的に行えるまで反復練習してしまうと、いわゆる“負の転移”、教本では、“今後それに似通った別のスポーツの空中動作は非常にやりにくくなる。”と表現されていることがおこるので、してはならないことと説明されています。これは紛れもなく、バッジテストがトランポリン愛好者向けの練習法としては存在していないことを示しています。