段階練習4 腰落ち4(下半身の動き)

 腰落ちの下半身の動きは、左右軸回りの後方回転となります。この動作は、走り幅跳びの跳躍でも行われる動きです。また両脚を揃えている点は異なりますが、けりに通じる運動です。この他鉄棒の逆上がりでも必要となる動作です。地上での運動と大きく異なるのは、地面の反力を使って脚を上げるのではなく、純粋にインナーマッスルで脚を前方に持ち上げる(後方回転)させる点にあります。なお、トランポリンの反力を使って脚を上げると前方に飛び出すことになりますので、空中に浮かんでから脚を上げるのがコツです。

 反力を用いないで行いますので、インナーマッスルが鍛えられますし、反力を使わないで脚を上げることを体験しておけば、地上で反力を使って同じような動作を行えば、反力を使わないで行う回転に反力が加わりますので、より強いまたは速い足の回転が行えることになりますので、多くのスポーツに展開が可能な動きです。