第35回 「単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動(エアリアル・トレーニング)」より(26)

 単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動(エアリアル・トレーニング)」の「7.エアリアル・トレーニング指導上の留意点」の「8、直接かたちに表れる留意点」では以下のような記述があります。

 “⑥空中で自由に手・足・膝・腰などでバランスを微調整できる能力を身に付けさせる(トランポリン競技では良くない)”

 

 上記もまたエアリアルトレーニングがトランポリンのためのものでないことを示しています。トランポリンを主体に考えるのでしたら、できるだけ微調整をする必要がなく安定したジャンプができるようにすべきです。しかし、球技などではボールを操ったり、他のプレーややネットなどを考えて、しかも水平移動して行うのが普通です。その中にはぎりぎりの体制等で行うこともよくあることです。そういう場合に備えて、微調整する能力を身に着けることも大事なのです。だからこのような指導をすることになっています。