段階練習4 腰落ち5(立つ-腕の動作)

 「落ち」系の技をした場合必ずどこかで「立つ」という技が入ります。腰落ちを習う際には必ず「立つ」とセットで練習します。というかむしろ、「立つ」を練習してから「落ちる」を練習することの方が普通です。

 「立つ」というのは、一見簡単な技ですが、上手にできる人は少ないです。

 「立つ」際には、上体を支えた腕で立つ方向をコントロールします。まっすぐ上方にトランポリンを押すことにより、真上に身体が上昇し、立つことができます。この際に前に押すと前方に移動しながら立ってしまいます。

 「立つ」の腕の運動としては、物を押すという動作です。トランポリンは固定物ですが、トランポリンのベッドは変形しますので、立つという種目を行うことにより、変形するものをコントロールするという運動が経験できることになります。