段階練習8 7-10①

 これは、「腰落ち-1/2捻り膝落ち-腰落ち-立つ」という4種目の連続技を意味しています。

 ここでは、いきなり「腰落ち-1/2捻り膝落ち」、「膝落ち-腰落ち」という2つの新しい連続動作が入っています。当然これらはいきなり連続で行うのではなく、この2種目連続ができて始めて4種目連続を行います。

 まず簡単な方から行きます。「膝落ち-腰落ち」は左右軸回りに後方回転をする運動です。大腿は股関節回りに1/4回転、下腿は膝関節回りに1/4回転と2つの回転運動を同時に行っています。ちょうど「1-7)段階練習7 5級 1-4②(腰落ち-膝落ち)」で説明した技の逆回転運動です。この運動は一般に蹴りなどに使われる動きですので、たいていの子どもは、既に経験済みの運動と思われます。蹴りと異なるのは両脚を揃えて行う点です。片足の運動は地上でも経験できますが、両脚を揃えての運動はトランポリンや鉄棒などの器具を用いて空中でないと経験できない運動です。

 鉄棒の場合、自分の身体を支えるという運動が加わりますが、トランポリンでは重心の上下方向への移動+純粋な回転運動となります。