補足(バッジテストが10個の種目でできていること)

 バッジテストは10個の連続種目で構成されています。これはトランポリン競技も同じです。なぜ10個なのかについては理由はないと思います。単純に10進法で切りがよいからだと思います。

 ところで、なぜ人は10進法を使うのでしょうか?実は指の本数が10本だから10進法を使っているのです。人は指折り数えることから数字を編み出しました。そのため、10を基本単位とする数字を作り出したのです。もし片手の指の本数が4本だったら8進法、6本だったら12進法が普通になっていたようです。

 8進法でも12進法でも4の倍数ですから1/4が割り切れます。しかし、10進法は1/4は割り切れず、小数が必要になります。

 ところで、トランポリン競技では小数を用いた得点が用いられていますが、バッジテストの採点は整数で、5点満点を取っています。つまり10の半分です。

 トランポリン競技は優劣を競う物ですから、わずかな差をつけて優劣をつける必要があります。トランポリンエアリアルトレーニングは子どもの運動能力をはぐくみ、調整能力を高め、運動神経をよくするためのものであるので、優劣をつける必要はなく、ざっくり整数だけでの採点となっています。

 数学と体育というのはあまり似たものではないと思われがちですが、スポーツにおいては数字、数学は欠かせない要素です。特にトランポリンは力学の知識があると理解がしやすいスポーツです。以上、運動ばかりせず、勉強も大事だということで本年のブログはまとめておきます。