補足(捻りの方向について)

 捻りの方向はどちらにすればよいのかを迷うことはあります。でもあまり気にする必要はありません。エアリアルトレーニングの観点からすると、どちらかに決めて一方向しかひねれないよりも両方向できる方がよいのですから。なぜなら、サッカーやバスケのようにドリブルで敵を交わす時、いつも同じ方向に回って交わすのでは相手に読まれてしまいます。どちらに交わすかを読ませない技術が必要だからです。だからどちらでもひねれるようにすることこそ、本当はすべきことなのです。

 最初、捻りはどちらと決めつけず、とりあえず捻りをさせてみればよいのです。常に同じ捻りをする子もいれば、そのときによって変わる子もいます。得意な方があるならその方向でひねらせ、その時々でひねる方向が変わる子はそのままでよいのです。両方できるようになればそれに越したことはないのですから。もし練習時間に余裕があるのなら、両方向できるように練習するのがベストだと思います。

 ただし、1回捻りへの導入のための1/2捻りの連続(4級の腰落ち-1/2捻りよつんばい落ち-1/2捻り腰落ちなど)は2種目とも同じ方向にひねるように練習しなければなりませんが。そうしないと1回捻りにつなげられないからです。