段階練習11.開脚跳び①(開く)

 開脚跳びは抱え跳び同様、腕と下半身の連動運動です。開脚跳びは、空中で足を開いて閉じる技です。今回は前半の開くについて解説します。開脚跳びはストラドルジャンプとも呼ばれています。ストラドルジャンプの正式名称はストラドルパイクジャンプです。パイクジャンプというのは日本語で閉脚跳びといいます。

 つまり、開脚跳びは本来閉脚跳びの変形種目です。脚は真横に広げるのではなく、ちょうど床で行うストレッチの開脚前屈運動のように前方に挙げて開きます。つまり運動としては、股関節を中心に前後軸回りに左右に脚を広げるだけではなく、左右軸回りに後方回転させる運動です。

 足を開くということはサッカーやテニスのように走る向きを変える、止まる場合などにおいて、使う運動ですので、開脚跳びで経験させておくことは重要です。