段階練習11.開脚跳び③(閉じる)

 脚を開いた状態では、着地の際膝に負担がかかりますので、開いた脚は閉じなければなりません。閉じるというのは戻しの運動です。開くという運動はテニスにおけるサイドステップなどで非常に使用しますが、閉じるというのはあまり意識して行われません。開脚跳びでしっかり閉じることを練習すると内転筋が鍛えられますし、開くと、閉じるをセットで行うことにより、前後軸回りの脚の開く方向・閉じる方向2つの回転運動を経験させることができます。

 この前後軸回りの回転運動は走っている際に止まる、方向を転換するなどの運動の基本動作となり、飛びついてボールを捕るなど高度な技術のベースとなりますので、それを空中で経験しておくことは有効です。