段階練習13.よつんばい落ち-腹落ち-膝落ち②(前半)

 前半の「よつんばい落ち-腹落ち」は運動としては、肩を中心とした左右軸回りの腕の後方回転と、股関節を中心とした大腿の前方回転、膝関節を中心とした下腿の後方回転の3つの連動運動です。腕と脚の回転方向は逆となっおり、2つのパーツを同時に逆方向に回転させるという連動運動を経験することとなります。

 この運動は、90度回転してみれば、膝・腰を曲げた状態で、腕を振り上げて地面上で跳躍をするのと同じ種類の運動です。それを一旦上昇して支えのない空中で行う点が他のスポーツでは経験できないトランポリン運動の利点です。また、跳躍に必要な筋肉がない幼年期でも無負荷の状態で行えますので、幼年期において「よつんばい落ち-腹落ち」で膝・腰と腕の連動運動を経験しておくことは、将来行う高い「跳躍」の準備となります。