段階練習13.よつんばい落ち-腹落ち-膝落ち④(腹落ち2)

 前回、よつんばい落ち-腹落ちは真上に跳んで同じ位置に落ちるのが原則と書きました。今回はその補足です。

 よつんばい落ちから腹落ちの際の、脚の運動は「戻し」の運動です。戻しの運動というのは何回か書いているように、あまり意識的に行われない動作ですが、トランポリン運動では非常に重要な動作ですので、ここでもしっかり意識的に行うことが大切です。

 ところで、腕と脚の重量を考えると、腕の回転運動による遠心力と、脚の回転運動による遠心力は、脚の方が大きくなることが不自然ではありませんので、原則は同じ位置に落下するのですが、後方に移動して落下するのは失敗ではありません。むしろ前方に跳ばないように後ろに跳ぶ方が安全です。

 なお、この運動は、ジャンプする際の運動としての脚の動きに通じる動きですので、できるだけ速く膝を伸ばすことを覚えておくと、将来高い跳躍ができるようになるでしょう。