段階練習13.よつんばい落ち-腹落ち-膝落ち⑤(腹落ち-膝落ち)

 腹落ちから膝落ちは、腹落ちから立つの前段階の練習です。運動としては、膝関節を中心にした左右軸回りの膝から上の後方回転運動とも考えられますが、実際は腰を中心とした全身の左右軸回りの1/4後方回転に、膝関節回りの下腿の1/4前方回転の運動の組み合わせ運動です。膝関節を中心にした回転運動では膝の位置が動きませんので後ろに膝落ちすることになります。腰を中心にした回転のため膝が前に出ることになります。

 なお、段階練習には載っていませんが、この練習をする前段階として、腹落ちからよつんばい落ちをするのが普通です。よつんばい落ちに腰関節回りの上体の1/4後方回転運動が加わったのが膝落ちとなります。この運動は、背筋を伸ばす運動ともなりますし、1級にある反動閉脚跳びで行う背中のそりを作るためにも必要な運動です。