段階練習15.4級 6-10⑨(よつんばい落ち-1/2腰落ち)

 今回は、③「重心の前後軸平行運動+上半身の前方回転+下半身の後方回転」です。

 この運動は、腰落ち姿勢をとるための運動です。まっすぐの状態から重心を後方に移動することにより、身体を曲げる運動です。「上半身の前方回転+下半身の後方回転」運動は副次的に行われる動作です。

 身体を曲げる運動というのは、ジャンプにおける着地、走り出すための予備動作(腰を落とす)等に用いられる動作です。通常これらは膝を曲げる動作と一緒に行いますが、この種目では足は伸ばしたまま行います。地上では膝を曲げないと転んでしまいますが、トランポリンでは膝を曲げないでも行えるからです。この腰を引く、腰を落とすということにつながる動作を経験膝との連動をせずに、単体で行うことを経験させる事ができるのです。