段階練習17.腰落ち-腹落ち②(腕及び大腿の後方回転+下腿の前方回転)

 今回は②「腕及び大腿の後方回転+下腿の前方回転」のうち、腕の運動に焦点を絞って解説します。

 腰落ちは、下半身で着床する種目ですが、臀部・太ももは柔らかいため落下の衝撃を吸収しやすくあまり弾みができなくなります。そこで腕でも支えることで弾みを作ります。腰落ちから腹落ちに行く際に、腕で前に押して行いがちですが、正しくは、真上に上昇するように腕で押す必要があります。腕で前に押してしまいますと、前方に飛び出しやすくまたその際に旨から落ちて腰を痛めやすいからです。

 真上に押し空中にあがった時点で前方に腕を上げて(肩を支点にして腕を後方回転して)、膝をかかえます。真上に押してから腕を回すという連動動作を行うのです。