段階練習17.腰落ち-腹落ち③(腕及び大腿の後方回転+下腿の前方回転)

 今回は「腕及び大腿の後方回転+下腿の前方回転」のうち、脚の運動に焦点を絞って解説します。

 この運動は空中に上昇しながら、膝を曲げてかかえるという動作となります。基本的に抱え跳びと同じですが、下にある膝ではなく、前方にある膝を曲げる動作となりますので、膝の回転量は少なくなります。膝の動きとしては、下から上かつ真下から前方という運動ですが、腰落ちからの腹落ちの抱えは、下から上かつ前方から後方という運動となります。どちらも同じく後方回転力を発生させる動きです。

 また抱え跳びは腰が伸びた状態から行い、腰落ちから腹落ちでは腰が90度曲がった状態からの運動となります。