段階練習17.腰落ち-腹落ち④(重心を中心とした、左右軸回り1/4前方回転)

 今回は「重心を中心とした、左右軸回り1/4前方回転」です。前回の膝をかかえる運動は後方回転力を発生させます。抱え跳びでは回転力を打ち消すために腕により前方回転力を発生させ両者を打ち消しますが、腰落ちからの腹落ちでは、膝をかかえる際に上体倒し込んで、前方回転力を発生させて行います。この際上体の重量は脚よりかなり重いので、前方回転力が勝り、上体が1/4前方回転し、腹落ちに向かいます。

 なお、前方回転の発生については、上体を倒し込むのではなく、かかえた膝を後方に伸ばすことによって発生させるという方法もありますが、伸ばすという運動は、回転速度の低下を伴う動作ですので、ここのブログでは、上体により前方回転を行うとしておきます。